2026-05-13 13:13

『ジーヴァルみたいな奴 ─ 生物観の変遷と言葉の関係』(ディレル・アーティ)

主にセレンディール文明誕生以前と以後(以降、以前、以後と略)で、生物のイメージがどのように変遷していったのかを、ことわざの意味や文学、映画などでの演出の変化などの分析を通して、一般人にもわかりやすく伝える言語学入門の名著。著者は、生物に関することわざのみを30万語以上収録した、比類なき大著として非常に高く評価され、文化の記録に関する業績に対して授与されるリーネイク賞を受賞した『生物種類別ことわざ辞典』で知られる言語学者ディレル・アーティ。

原書(初版)言語:セレンディール語

著者情報

ディレル・アーティ:レゴールの言語学者。セレンディール言語大学教授。生物に関することわざや格言などについての世界的権威。セレンディール文明誕生以前と以降で使われ方が変化したことわざや格言についてが専門。レルンやボフリ、ミーリィなど、各生物ごとにその生物に関することわざや格言その他の言葉をまとめた『生物種類別ことわざ辞典』では、総計30万項目以上も掲載しており(現在も追加中)、他の追随を許さないものとして非常に高く評価されている。文化の記録に関する業績に対して授与されるリーネイク賞を受賞した。『ジーヴァルみたいな奴 ─ 生物観の変遷と言葉の関係』が、人禍記念博物館の「人禍記録指定図書」に選定されている。

訳注

ジーヴァル

中型の捕食生物。

スカベンジャー(腐肉食)だが、屍肉しか食べないわけではなく、チャンスがあれば小動物を捕食したり、時には群れで大きめの獲物を狩ることもあり、獲物も選ばない。

環境に対しての適応力もかなり高く、草原、森林、砂漠、沼地など、食べるものさえ確保できる場所なら、おおむねどんな場所にでも適応する柔軟さ、背中のコブに脂肪を蓄える能力で飢え・渇きにも強い。 また、異常にすら思えるほどのスタミナと鋭い嗅覚を誇り、弱った獲物をどこまでも追い続けることから、ことわざや民話などでは、「執念深さ」「頑健さ」といったイメージを表すものが多い。

人禍記念博物館

人類が、人類以外の生物に対してもたらした禍いである「人禍」に関するあらゆる資料を収集、保管、研究、展示する博物館。